ダイヤモンド PR

ダイヤモンドは資産価値がない?金(ゴールド)との違い、お客様への伝え方

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

資産として持つならやっぱりダイヤモンドがいいのかしら?

営業時代にお客様から質問されて答えに困ったのがこの内容でした。

私は宝石は好きですが、資産として持つのにダイヤモンドをお勧めして良いものなのでしょうか。

よくある「ダイヤモンドは資産になりますよ」という売り文句は果たして本当なのでしょうか。

確かに一般的なカラーストーンよりも資産性がありそうだけれど、ダイヤモンドに資産性はあるの?

資産として持つならダイヤモンドよりも金(ゴールド)の方が買いやすい

私は宝石が好きですし、かなり頑張って買ったコレクションも複数あります。

ですが、自分が資産として持つのであれば絶対に金(ゴールド)を選びます。

理由は以下の3つ

投資に金(ゴールド)を薦める理由
  1. 一般的なダイヤモンドよりも金(ゴールド)の方が評価が単純
  2. ダイヤモンド投資は一般人ではハードルが高い
  3. 金の方が手軽に投資できる

一つずつ解説していきます。

❶一般的なダイヤモンドよりも金(ゴールド)の方が評価が単純

ゴールドは純度と重さで価格が決まります。

それに対しダイヤモンドの価格は4Cと呼ばれる4項目(Cut、Color、Clarity、Carat)で決まります。

>>>詳しくはこちら「ダイヤモンドの魅力は4Cで語れない? 4Cの深掘り解説」

ダイヤモンドは品質によって価格が大きく変動します。

同じ価格を出して購入したダイヤモンドでも、ものによって買取価格が変わってしまうこともあります。

それに対し金はどんな状態でも1gいくらと決まっています。

ダイヤモンド投資は「どんなダイヤモンドを買うか」を吟味しなければなりませんが、ゴールド投資は「ただ金を購入するだけ」ですのでとても単純なのです。

❷ダイヤモンド投資は一般人にはハードルが高い

私がダイヤモンド投資はハードルが高いと感じのには、2つの理由があります。

一つは投資対象となるダイヤモンドが高額な点。

そしてもう一つは理想的な価格かどうか判断がしにくいという点です。

ダイヤモンド投資は高額

投資として購入するのですから、近い将来に買った価格と同等、もしくはそれ以上の価値になるものでないといけません。

そういったダイヤモンドはオークションにかけられるような特別なダイヤモンド。

価格も数百万円以上の高額なものでないと投資として成り立たないことが多いようです。

理想的な価格か判断しにくい

理想的な価格というのは適正な価格とも言い換えることができますが、金と違いダイヤモンドは様々な要素で価値が変動します。

ですので、購入しようとしているダイヤモンドの価格が割高でないかどうかを判断するのはとても難しいのです。

それに、同じランクのダイヤモンドであってもどこで購入するかで価格がかなり変わってきます。

売る時も同じです。

より高く売れる場に出すには、どこで売ったら良いか判断して動かなくてはいけません。

❸金(ゴールド)の方が手軽に投資できる

高額なダイヤモンドに対し、金は数万円からでも購入することができます。

さらに、金相場は田中貴金属株式会社や日本マテリアルのホームページでいつでも誰でも見ることができます。

手元にゴールドを置いておくなら、金製品のインゴットやコインなどに投資が一般的です。

現物を持つことはできませんが、投資信託などでゴールドに投資することができます。

投資信託は証券会社から購入することができ、ネット証券であればいつでも好きな時に購入できます。

ダイヤモンドは資産になる!ただ金よりもハードルが高い

結論として、ダイヤモンドは「資産になる」とは言えますが、資産価値の高いダイヤモンドはごく一部です。

オークションに出品されるようなハイクラスなダイヤモンドであれば価値が保たれますが、一般的なダイヤモンドは買取価格が大きく下がる可能性があります。

以上のことから、ダイヤモンド投資は高額で売買の判断が難しいため、私は簡単に素人が手を出せるものではないと考えています。

もし現物投資をしたいのであれば無理にダイヤモンド投資を行うよりも、利便性の高い金投資をした方が手っ取り早いのではないでしょうか。

ただ、ダイヤモンドに価値がないのか?というと、それは全く違います。

ダイヤモンドの本当の価値とは?

ダイヤモンド,ルース,宝石

ダイヤモンドは世界基準の4C評価があるため、カラーストーンよりも高額で買取されやすい宝石です。

しかし私は、ダイヤモンドの本当の価値は資産性だけではなく「美しさ」と「普遍的な強さ」にあると考えています。

資産という側面だけでなく、ダイヤモンドの価値は「心を満たすもの」としての側面が強いです。

婚約指輪や家族が身につけていたジュエリーは美しいだけでなく、家族の宝物として次の世代に受け継がれていきます。

何万年も前に生まれたダイヤモンドは、これから何世代にも渡って同じ輝きを楽しむことができます。

ダイヤモンドは心を満たすためのアイテム。

その美しさを独り占めできる幸せは、心の財産となると言えるのではないでしょうか。