パイライトとマーカサイトはクォーツに閉じ込めておきたい

宝石・鉱物好きの皆様、自分の好きなものに傾向などありますか?
私はもともと〇〇inクォーツが非常に好物なのですが、最近パイライトインクォーツとマーカサイトインクォーツを衝動買いしてしまい、自分のこだわりと好みの強さに呆れてしまいました。
そして改めてパイライト・マーカサイトの鈍く光る金属的な美しさ、それを包む瑞々しいクォーツで完成された世界に浸っていたくなったのです。
まぁ、そんなこんなで私の好きなこの二つの違いを改めてご紹介いたします。
パイライトインクォーツとは

パイライトインクォーツとは、水晶の中にパイライト(黄鉄鉱)が内包されたもの。パイライトは鉄と硫黄からなる鉱物で、淡いゴールドの金属光沢が特徴です。
最大の魅力は、やはりその結晶の形。パイライトは立方体や多面体の整ったフォルムが特徴で、それがそのままクォーツの中に閉じ込められているんですよね。
鋭利なファセットは人工物のようでありながら、紛れもなく自然が生み出したものです。
透明度の高いクォーツの中に、くっきりと浮かぶパイライトの結晶。
ルーペを覗くたびに別世界に降り立ったような、幻想的な世界を楽しむことができます。個人的には海の底に眠る古代文明のようだと思っていますが、どうでしょう。
マーカサイトインクォーツとは

マーカサイトインクォーツは、クォーツの中にマーカサイト(白鉄鉱)が内包されたものです。
パイライトと同じく鉄と硫黄からなる鉱物ですが、結晶構造が異なる「同質異像」の関係なのだそうですよ。
とてもよく似ていますが、マーカサイトの方が淡くシルバーっぽい色味をしています。
立体的なパイライトに対し、円盤状になっていることが多い印象ですね。
カミソリのような薄い金属の破片が散らばった様子で、ピリッとした印象になりますよ。
今回購入したマーカサイトインクォーツは明るい黄色にも見えるもの。
たんぽぽが閉じ込められているようにも、見方によっては藻や細菌が繁殖しているようにも見え、湿地帯のような野生味を感じます。
一つ一つ違った印象が楽しめるのが天然石・宝石の魅力。
だからこそ、気に入ったものはその場で手に入れておきたいですね。
宝石・天然石はどれも世界にただ一つ

パイライトインクォーツとマーカサイトインクォーツ。とてもよく似ている鉱物ですが、実は違う鉱物なんて面白いですよね。
どんな鉱物でもそうですが、宝石・天然石は、一つとして同じものはありません。
今回紹介したようなインクルージョンに特徴がある鉱物は、特に個々の個性がわかりやすく、より「世界で一つ」を感じられるでしょう。
これこそ、天然石の魅力なのだと私は思います。
今は合成ダイヤモンドが注目されていますが、大自然が生み出した神秘を感じられるのはやはり天然石だけだと感じます。
もし店頭で見かけたら、ぜひじっくりと覗き込んでみてください。
その小さな世界の中に、地球が生み出した奇跡のような景色が広がっていますよ。




