「婚約指輪の普段使いしたい!けどそれっていいの?変じゃない?」そんな風に思ったことはありませんか?
婚約指輪はダイヤモンドやプラチナなどを使っていることが多く、普段使いするには高級過ぎると感じる人もいるでしょう。
しかし、そんな高級な素材を使った婚約指輪こそ、普段使いでも楽しめるアイテムなのですよ。
この記事では、婚約指輪を日常使いすることに対する疑問や不安に対して、実体験を交えながらお答えしていきます。
・婚約指輪を普段使いしてみたいけれど、周囲の目やマナーが気になる方
・婚約指輪って本当に必要?と疑問を感じている方
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婚約指輪は毎日いつでも身につけてOK!

婚約指輪は、婚約期間や冠婚葬祭など、“特別な日”に身に着けるというイメージがありませんか?
婚約指輪を普段使いするマナーが気になる方も多いかもしれませんが、実は明確なルールは存在しません。
実際に筆者である私も、日常生活の中でほぼ毎日婚約指輪をつけています。
スーパーにお買い物に行く時や子供と散歩に出る時、旅行に行く時なども欠かせません。
子供の送り迎えの時にも着けて行っていますよ。
婚約指輪を普段使いする理由とは?メリットを紹介

では、なぜ私が婚約指輪を日常使いするか考えてみました。
単純な理由ばかりですが、「人生を楽しむために身に着けている」が大まかな理由になると思います。
気に入ったものは毎日身に着けたい
婚約指輪を毎日つける一番の理由はとてもシンプル、それは「自分が気に入っているから」です。
メリットやデメリットではなく、「好きだから」「身につけていたいから」という気持ちが何よりの理由です。
「もらった婚約指輪を毎日着けたい!」と考えている人も意外と多いのではないでしょうか。
特別な日だけでなく普段の生活の中でも、婚約指輪を身につけていると気分が上がり、仕事中やふとした瞬間にも幸せな気持ちを思い出させてくれますよ。
タンスにしまっているのは勿体無いから
高品質な素材を使って作られることが多い婚約指輪。価格を見ても、決して安いものではありませんよね。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると現在の婚約指輪の平均購入価格は36.2万円なのだそうです。
そんな高額なジュエリーをしまったまま、1年に数回しか身につけないのは非常に勿体無い!そう思うんですよね。
毎日身につければ365回、半分でも約180回楽しめます。大切な婚約指輪だからこそ、毎日身に着けることで、より充実した1日を過ごすことができます。
もちろん、高価だからこそ「毎日着けたくない」という方もいらっしゃるでしょう。
毎日着けるか着けないかは個人の好みや嗜好の部分だと思うので、その気持ちも大切にしてくださいね。
婚約指輪は丈夫なジュエリーだから
婚約指輪はとても丈夫で、毎日身につけても問題なく楽しめます。
ダイヤモンドはモース硬度10と非常に丈夫な宝石です。また、婚約指輪に使用されているプラチナやゴールドは化学的に安定していて、錆や変色に強いです。
さらにブライダルジュエリーを手がけるメーカーが作った婚約指輪は作りが良いものが多いですから、普段身につけたとしても簡単に歪んだりすることはあまりないでしょう。
そんな丈夫なジュエリーだからこそ、気兼ねなく洗うこともできますし、毎日身に着ける楽しみを叶えてくれます。
ダイヤモンドはどんなカラーのお洋服でも合わせやすい
ダイヤモンドの婚約指輪は、無色透明でどんなファッションにもなじみやすいのが魅力です。
カジュアルでもフォーマルでも、シンプルコーデでも華やかコーデでも、不思議としっくりきます。
朝、忙しい時も「とりあえずこの指輪をつけておけばOK!」という安心感がありますよ。
思い出を作るための普段使い
もう一つ、私が婚約指輪を毎日身につけている理由は、「家族との思い出をこの指輪に刻んでいきたい」という気持ちからです。
婚約指輪は、決して一人だけのものではありません。「家族の宝物であり、それを代表者が預かっている」というのが、本来の婚約指輪の意味合いです。
だからこそ、上質な素材で作られた指輪を普段から身につけ、将来は家族や大切な人に譲ることができたら──そんな想いを込めています。
こう思うようになったのは、ジュエリー業界でリフォームや買取に長年携わってきた経験があるからです。
お仕事の中で何度も心苦しい場面に立ち会いました。例えば、ご両親から譲り受けた婚約指輪やハイジュエリーを、あっさりと手放してしまう方が少なくないのです。
「母からもらったけれど、使い道もないし、思い出も何もない。デザインも古いから、正直いらないので売りたい。」
そう言って、大変価値のあるジュエリーが手放されていく─そんな現実に、何度も胸が締めつけられました。
けれど、その方が悪いわけではありません。
問題は、そのジュエリーにまつわる物語や温かい思い出が共有されてこなかったことにあります。
指輪を大切にしながら身につけている姿を見ていなければ、譲り受けた側はその価値を実感することは難しいのです。
だからこそ、私は今、自分の指輪に日々の思い出を重ねながら過ごしています。
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婚約指輪の普段使いにデメリットはある?注意点も解説

もちろん、婚約指輪を日常的に使うことで気になる点もゼロではありません。
普段使いする時の注意点をご紹介します。
小傷や汚れが付きやすい
毎日使っていれば、やはり指輪には少しずつ小傷や汚れがついてきます。
そのため、どうしても傷付けるのが嫌だと言う場合は、普段使いするよりも着けるシーンを限定した方が良いでしょう。
特別感を感じにくくなる
「特別な日だけに着ける」というルールを決めている方からすれば、毎日着けているとその分、特別感が薄れてしまうように感じるかもしれません。
「日常こそ特別」と感じられる方にはむしろプラスかもしれませんが、自分に合った価値観で楽しく身に着けたいですね。
婚約指輪を普段使いする時の注意点とお手入れ方法

ここからは、婚約指輪を日常使いする時に気をつけるポイントについてご紹介します。
ほとんどはジュエリーを身に着ける時に気をつけるポイントと一緒です。
たまには洗浄しよう
毎日使っていると、どうしても皮脂やほこりが石や金属に付着してしまいます。
汚れが気になってきたら、中性洗剤を使ったクリーニングをすると良いでしょう。
ジュエリー洗浄の仕方
【用意するもの】
耐熱容器、中性洗剤(食器用でOK)、ぬるま湯、歯ブラシ、タオル
【手順】
- 耐熱容器に指輪を入れ、中性洗剤とぬるま湯を入れて10分放置する
- 指輪を取り出して歯ブラシで優しく磨く
- 流水で洗剤を洗い流し、タオルで水気を拭き取る
- しばらく風通しの良い場所で乾かす
レジャーに行く時は外す
アウトドアなど、アクティブなシーンでは指輪を外しておくのが安心です。
特に海水浴や砂遊びの際は要注意。砂の中に含まれる水晶などが地金を傷つけてしまう可能性があります。
また、テニスなどのグリップを強く握るスポーツや、ボルダリングなどは指輪に負担をかけてしまう場合があります。スポーツの時は特に外すようにしましょう。
「ちょっと汚れたかな?」「違和感があるな」と思ったら購入したお店に持って行こう
汚れが目立つようになったり少しくすんでしまったように感じたら、購入したお店でアフターメンテナンスを頼むようにしましょう。
購入したお店では、無料でクリーニングや点検をしてくれる場合もあります。何か気になったら、自己判断せずプロに相談するのが一番です。
特に新品仕上げは表面の小傷を消しなめらかにしてくれるサービス。元に近い輝きを取り戻しますよ。
まとめ:婚約指輪は、あなたらしく使えばOK!

婚約指輪の使い方に「こうでなければいけない」なんてルールはありません。毎日身につけて心がときめくなら、それが一番の正解です。
むしろ、毎日つけることで、婚約指輪はどんどんあなたの生活に馴染み、特別な存在になっていくはずです。
ヨーロッパでは時間の経過と共についた傷のことを「時間のキス」と呼び、それも楽しむ習慣があると聞きます。
「ずっとしまいっぱなしになっているな」と感じたら、一度はめて外に出かけてみませんか?
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