求人で「ノルマはありません」って書いてあるお店があったよ。
本当かな?
ノルマが達成しないと自分で商品を購入すると聞きました。
そんなの絶対イヤ!
やっぱりノルマって嫌ですかね。
これはジュエリー業界というよりも、「販売や営業=ノルマがキツそう」という一般的なイメージがあるんだと思います。
昔、ジュエリー業界に憧れていた私も「販売・営業は絶対に嫌!事務職がいい!」と思っていました。
まぁ、結局は営業で全国の催事場を巡るコトになるのですが・・・笑
ジュエリー業界に入りたくても、ノルマが不安で挑戦できないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回はジュエリー販売のノルマ、ノルマの種類、気をつけるべきポイント、ノルマがない働き方について書いていこうと思います。
ノルマはあると考えて入社した方がいい
最初にズバッと申しますと「ジュエリー業界=ノルマはある」と思った方がいいと思います。
もちろん会社によってはノルマがないところもあるでしょう。
ノルマの代わりに「目標」という言葉を使っているところもあります。
私がいた会社でも目標という言葉が使われていました。
ただノルマはなくても、ほとんどのジュエリー会社は売上によってお給料が変動します。
ノルマがないからといって売り上げを上げないと、10年経っても初任給とほとんど変わらない・・・なんてこともあります。
確かに会社のお金をかけて商品を用意している以上、売る努力をしている人が評価されるのはある意味当然といえますね。
逆に、本当にノルマなしの会社であれば販売員は自分の努力を正当に評価してもらえないってことですもんね。
販売職である以上、お給料を上げるためにはどうしても数字と向き合う必要があるんです。
ただ、ノルマと言っても個人で売り上げを持っているのとお店で目標を持っているのでは少し違ってきます。
【販売】個人ノルマの特徴
個人で売り上げノルマが決まっていて、売上額によってインセンティブがつきます。
メリットはズバリ、お給料が上がりやすいところ。
売れば売るだけお給料は上がっていきますし、売れる販売員さんは重宝してもらえます。
販売・営業は売上主義なので、売れるようになると何かと優遇してもらえることもあり、販売力のある人はとても働きがいのある職業だと思います。
一番単純でわかりやすい評価方法なので、販売が好き!やりたい!という人や、売ることが得意な人にいいかもしれません。
しかしお給料が上がりやすい分、売り上げが下がるとすぐにお給料も下がります。
お給料の変動が激しいので、そこは好き嫌いが分かれるところだと思います。
また、周りからのプレッシャーに耐えられるかどうかもポイントです。
頼られるようになるとそれだけ売り上げノルマも高くなりますし、周りからの期待も大きくなります。
プレッシャーをみんなからの期待だとポジティブに思えるマインドが必要となります。
また個人ノルマ制だと一緒に接客に入ってくれたり自分の代わりに商品の片付けなどフォローしてくれるスタッフの評価は通常上がりません。
そのため周りをフォローするのではなく、自分の売り上げに集中するスタイルになりやすい傾向があると思います。
個人で商品を売り切る力が必要となります。
- 数字を追いかけるプレッシャーもあるが、実力次第でお給料UP!!
- 個人プレイが多いので、自分のことに集中しやすい
- 個人で売り切る「販売力」が身に付く
【販売】店ノルマの特徴
お店全体のノルマが決められていて、それに向かって個々で売り上げを作っていきます。
ノルマが達成すれば、スタッフのみんなにインセンティブが発生します。
個人ノルマよりも自分の売上がお給料に反映されにくいですが、全員がチームで動くので自分が先頭に立って売り上げを作るのが苦手、フォローの方が得意という方にもいいと思います。
ですが、やはりお店のためにも自力で売る「販売力」は身につけておかなくてはなりません。
自分がいつまでも売り上げを作れないと周りの評価も下がってしまいますから、逆にプレッシャーを感じるという方もいるのではないでしょうか。
- チームワークで販売するので、フォローしてもらいやすい
- 販売力も必要だが、フォローが得意な人も活きる
個人ノルマと店ノルマの両方がある場合も
個人ノルマと店ノルマの両方を評価する会社もあります。
自分が売れれば良い個人ノルマだけだと、どうしても個人プレイになりがちです。
そうではなく店ノルマも評価対象にすることで、個人売上と店としてのチームワークも育てるというスタイルですね。
私が働いていた会社はこのスタイルで、入社当初は店長さんやベテランさんが一緒に接客に入ってくれましたね。
ノルマ未達成で買わされる?念の為気をつけて!
ジュエリー業界の黒い噂で、「売上が作れないと、かわりに自分がジュエリーを購入しないといけない」というものがあります。
一昔前は確かに普通にあったようですね。
9年ぐらい前でしょうか、私も一人だけ「買わされた」という人と話をしたことがあります(勿論、私が働いていた会社とは全く関係のないジュエリー会社です)。
流石に最近は聞きませんし、していたら大問題になりそうですよね。
ですが今もそんな会社が残っているかもしれません。
面接で確認してもいいかもしれませんが、聞きにくいという人は口コミが豊富な転職サイトなどを利用して広く情報を仕入れるようにしてみてください。
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ノルマを気にせずジュエリー業界に入るために
ジュエリー業界のノルマについて書かせていただきました。
私は長年業界にいて、残念ながらノルマ(売上)を全く気にしないというのは難しいという結論に至りました。
最初は気にならないかもしれませんが、自分より後に入った新入社員が自分よりも良いお給料になって成長していく・・・
頼もしい反面、段々と苦しくなっていくと思います。
それに売上を作らないと満足するお給料が出ない可能性もあります。
もし「それでもノルマが嫌だ!」ということであれば営業事務や事務職希望で探してみると道が開けるかもしれません。
ノルマを避けたい、販売・営業以外ならどんな業種がある?
ジュエリー会社でノルマがない業種は、営業事務、経理、生産管理スタッフ、サイト管理運営、デザイナー、クラフトマンなどがあります。
求人を見てみても数は少ないですが、こういった職業に就くことができれば、自分の希望に近い環境で働けるかもしれません。
ただし、営業事務でも催事などで販売をする会社もありますから、面接の段階で確認するのをオススメします。
また経理関係のポジションだとジュエリーが好きでも全く触れる機会がない、なんてこともあります。
どの職種を選ぶかは慎重に、そして会社ごとに内容が違ってきますから、口コミ量が多い転職サイトを参考にしてみてくださいね。
中小企業が多いジュエリー業界は給与形態、残業状況、福利厚生など入社した後の情報を入手しにくく、働くイメージがしにくい場合があります。
ですので、そこの会社のホームページを見るのではなく、中小企業でも口コミが豊富な転職サイトに登録するのがオススメです。
実際に働いていた人が書いているため、かなりリアルな内容が書かれていますよ。
営業と販売はジュエリーだけでなくさまざまな業界で必要とされるスキルですし、コミュニケーション能力が高くなる職業です。
もちろん無理に販売業に就く必要はありませんが、長く宝石業でやっていきたいなら一度チャレンジしてみるのもアリだと思います。
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