プロポーズはパートナーに永遠の愛を誓う最高の瞬間です。
プロポーズする側はとても緊張しますし、プロポーズの時にサプライズで婚約指輪を贈る場合はさらにプレッシャーがありますよね。
どんな婚約指輪を選ぶかもわからないし、正直面倒だと思っている方もいらっしゃると思います。
そこで、8年間ジュエリー店で営業・販売に携わってきた私が「これは贈る側も贈られる側もWin Winになる!」という婚約指輪について考察します。
サプライズプロポーズで婚約指輪を贈るのは、正直リスクが高い
まず一番最初にお伝えしたいのが、サプライズで婚約指輪を贈るのはとてもリスクが高いということです。
と言うのも婚約指輪を買いにくるお客様は「初めてジュエリーショップに立ち寄った、ジュエリーなんて買ったことがない」という人がほとんど。
婚約指輪は一生を共にする相手に贈る婚約記念品で、平均単価が30万円程度する高級品。
「一生使い続けることの出来るもの」が理想的です。
そうなると、ダイヤモンドの大きさは?グレードは?デザインは?相手の指のサイズは?素材は?刻印は何と打つ?予算は?・・・・などなど考える要素がたくさんあります。
自分が使うジュエリーを買うのならともかく、初めて購入するジュエリーが婚約指輪というのはどう考えてもハードルが高すぎると思うんですよね。
- 予算をどうするか
(平均は30万円と言われています) - ブランドをどうするか
(彼女が好き、または憧れのブランドは?) - ダイヤモンドのサイズは?
(一番ブライダルで多いのが0.3ctと言われています) - ダイヤモンドグレードは?
(予算とダイヤの希望サイズから決めることが多い) - 相手が好きなデザインは?
(ストレートorウェーブ、カジュアルorスタイリッシュorエレガントなどがあります) - 相手の指のサイズは?
(経験ですが、お店で正しく測ってもらった方が良い) - 素材は何にするか
(プラチナが一般的ですが、最近は金やコンビも) - 刻印は何を入れるか
(記念日+二人の名前が人気) - 選んだお店はアフターケアをしてもらえるか
(いざという時の保証は確認しておきましょう)
相手が喜ぶ婚約指輪を選ぶにはリサーチと熟考が不可欠
ざっと上げてみただけでも9つの項目がありました。
サプライズで婚約指輪を贈るのにはかなりのリサーチが必要になりそうですね。
さらにここまでリサーチしたとしても、本当に彼女が喜んでくれるかはわからないというのが怖いところ。
永遠に終わらない、相手が喜んでくれるか問題
どれだけ相手のことを思って選んだとしてもサプライズである以上、相手が喜んでくれるかは賭けになってしまいます。
特にジュエリーはどちらかというと女性の方が関心が高く身につけることが多いため、普段ジュエリーなれしていない男性が選ぶのはとても難しいのです。
例えば普段釣りをやったこともない女性が、釣り好きの男性にルアーをプレゼントするようなものです。
果たして女性は付け焼き刃の知識で男性が満足するルアーをプレゼントできるでしょうか。
贈る女性も贈られる男性も、とても不安だと思います。
婚約指輪選びでも、同じようなことが起こっている可能性があります。
ここまで書くと「もう面倒くさい!」と思う方がほとんどだと思います。
そりゃそうですよね。
時間とお金をかけたのにリスクが一向に減らないプレゼントなんて、誰だって贈りたくありません。
それではどうすればいいかの対処法ですが、いっそのこと相手にデザインを選んでもらうというのはいかがでしょうか。
二人が嬉しい婚約指輪|ダイヤモンドだけ贈る「ダイヤモンドプロポーズ」
ここでご紹介したいのが、プロポーズの時にダイヤモンドを贈る「ダイヤモンドプロポーズ」です。
要はプロポーズの時に指輪の代わりに婚約指輪用のダイヤモンドだけをプレゼントする方法で、プロポーズが成功した後に二人でお店に行ってデザインを決めます。
これなら贈る側も気にいるかどうかを気にしなくて良く、贈られる側も好きなデザインを選んでもらうことが出来るのでお互いにWin-Winですよね。
また贈る側はダイヤモンドだけ選べば良いので、予算と相談しながら大きさや品質を決めることができます。
婚約指輪の価格はダイヤモンドの大きさと品質で変わりますから、ダイヤモンドを自分で決めることで予算をコントロールすることが出来るんです。
一緒に買いに行ったはいいけれど、彼女が選ぶものが高すぎて予算オーバーになってしまったとなればどちらも気まずい思いをしてしまうかもしれません。
そういった面倒も回避しやすいのがダイヤモンドプロポーズの良いところでもあります。
- 自分で選ぶのはダイヤモンドだけ
- デザインに悩まなくて良い
- 予算のコントロールがしやすい
- 指輪のサイをリサーチをしなくて良いのでサプライズしやすい
サプライズを成功させやすい&相手も満足してもらえる
ダイヤモンドプロポーズなら見栄えにこだわって
ダイヤモンドプロポーズをするならぜひ見栄えを気にしてお店を選ぶと良いでしょう。
というのも、婚約指輪に使われるダイヤモンドの平均サイズ0.3ctの直径は4.3mmです。
実際に見ていただくとわかりますが、ジュエリーになっていないダイヤモンド単体だとかなり小さく感じると思います。
ですから、プロポーズではダイヤモンドのケースを華やかに演出したものを贈ると良いでしょう。
例えばエクセルコダイヤモンドではダイヤモンドの周りに天然のプリザーブドフラワーローズをあしらったオリジナルのプロポーズギフトを提案しています。
それに対しBRILLANCE +はシンプルですが重厚なボックスで高級感を演出しています。
銀座ダイヤモンドシライシは選んだダイヤモンドをプロポーズ用のリングにセッティングし、後日希望のデザインに作り直してもらうサービスがあります。
これは「プロポーズの演出でどうしても指にはめてもらいたい!」というパターンに良いと思います。
国内のブライダルジュエリーブランド大手ではいろんなプロポーズ用アイテムを展開しています。
プロポーズの参考になれば幸いです。
サプライズプロポーズなら、着ける側が選べる婚約指輪を贈ろう
長くジュエリーを扱った身として出した結論は
「婚約指輪のデザインは贈る側が選ばず、着ける側が選ぶのが一番失敗が少ない」
です。
自信のない状態で無理に選ぶよりも、相手に選んでもらう方がより満足感のある婚約指輪が作れるでしょう。
とはいえプロポーズの時に何かサプライズしたいと考えているなら「ダイヤモンドプロポーズ」がオススメですよ。
デザインを選ぶ時はぜひ一緒にお店に行って相手と一緒に悩んであげてくださいね。
選ぶ時間も大切なプレゼントの一部なのですから。