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エメラルドの処理を図解|含侵処理とノンオイル

エメラルド
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市場に出回っているほとんどのエメラルドは含侵処理が行われているというのはご存知ですか?

エメラルドは内包物やキズが多い宝石です。

その傷を目立たなくさせ、透明度を上げるために透明なオイルや樹脂を含侵させるんですよ。

含侵処理は良くないの?価値について

エメラルドの含侵処理はかなり昔から行われていて、市場に出回るエメラルドのおおよそ99%に施されている処理です。

そのため透明剤の含侵処理が行われているからといってそこまで価値が下がることはないようです。

注目したいのは含侵処理が行われていない通称「ノンオイル」と呼ばれる貴重なエメラルド。

非常に少ないので、なかなかお目にかかることが出来ない美しいエメラルドですよ。

というのも、聞いた話では採掘されたエメラルドは一旦全て透明剤のプールに漬けられ処理が行われるんだそうです。

ほとんどのエメラルドはそこで表面傷に透明剤が入るのですが、その中で表面傷のないものだけ透明剤が入りません。

美しすぎて透明剤が入らなかったものをノンオイルと呼んでいるんだとか。

つまりノンオイルになるものは、それだけ高品質なエメラルドなんですよ

数が少ないのも頷けますね。

今回はエメラルドを簡単解説させていただきました。

含侵処理が施される宝石は他にもあるので、もし気になる方は調べてみてくださいね。