ジュエリーの爪ってどこの部分かご存知ですか?
宝石をジュエリーの台座に固定するためのもので、安全に使う上でなくてはならないものです。
爪を留める時に宝石が割れてしまうリスクがあり非常に高い技術がいるため、爪留め専門の職人がいるんですよ。
爪どめの種類とその特徴をかるーくやわーくまとめました。
ジュエリーの爪の種類と特徴
爪は様々な種類があり、使う宝石や地金、ジュエリーの用途によって使い分けます。
基本的にはセンターストーンの邪魔にならないようなデザインにする場合が多いですが、爪をあえて大きく作ったりデザイン性を持たせたることもあります。
爪の形によってジュエリー自体の印象、そして使い勝手も変わってきますから購入する際は爪にも注目して選んでみてくださいね。
立爪は宝石が最も美しく見える
立爪は最もポピュラーな留め方。
婚約指輪にもよく使用されていますよね。
下から立ち上がったような形をした爪で、センターストーンが一際目立つようになっていますね。
なるべく小さい爪にすることで宝石にたくさんの光が入るようになっています。
宝石が一番美しく見えるのはルース(裸石)の状態、つまり宝石に光がたくさん入る状態がベストだと言われています。
できる限り光を遮らないようにする立爪は、宝石本来の美しさをそのまま楽しむことが出来る留め方といえます。
フクリン留めは普段使いに最適
フクリン留めは宝石の周りを地金で取り囲んだ留め方です。
厳密にいえば爪ではありませんが、人気の留め方なのでご紹介しますね。
フクリン留めは周りを囲ってしまうため宝石に光が入りにくいと言う欠点がありますが、その分宝石をぶつけてしまう心配が少ないのが特徴です。
日常的に着けるリングにはもってこいですよ。
また、周りを囲うことで宝石の形をはっきりと強調することができます。
シンプルなデザインはもちろん、重厚な雰囲気も出しやすくメンズジュエリーにも人気のある留め方です。
芯留めはパール、珊瑚の丸玉がカジュアルに
パールのような丸玉は見た目通りとても留めにくい宝石です。
そんな丸玉は穴を開けて芯留めにしているものがあります。
爪がないので「どうやって留まっているの?」「石が落ちたりしない?」
と心配される方もいらっしゃいますが、接着剤でしっかり固定しているのでよっぽどのことがない限り外れないようになっています。
ちなみに、昔は大きな爪でガッシリと掴む鬼爪が主流でした。
かなり存在感がある爪なので、カジュアルというよりもフォーマルなイメージになりやすく最近では少なくなってきたように思います。
自分の好きな爪を探してみて
有名な留め方を3種類ご紹介しましたが、それぞれに個性がありますね。
あなたの好みはどの爪でしたでしょうか。
爪留めは他にもたくさん種類がありますので、次の機会にご紹介させていただきます!
お楽しみに!