私ごとになりますが、久しぶりにジュエリーをオーダーしました!!
しかもフルオーダー!!
フルオーダーは原型はなく、自分の希望イメージを職人さんにお伝えして理想の形を具体的に決めていきます。
今回はリフォームです。
頂き物のPt3連ダイヤモンドネックレスをK18ブレスレットに大改造しました。
そのブレスレットをもとに、オーダージュエリーの醍醐味をお伝えしたいと思います。
今回は長年お付き合いのある優美工房の菊谷さんにお願いしました。
オーダージュエリーの醍醐味とは?
オーダージュエリーの醍醐味とはなんでしょうか。
私個人としては、ジュエリーの満足度を上げてくれるものだと思っています。
というのも、ジュエリーを購入するときにデザイン、石種(色味、カット、クラリティ、サイズ)、付け心地、使い勝手、価格などの項目が全てパーフェクトな商品と出会ったことはありますか?
既製品のジュエリーで自分の理想通りのジュエリーを見つけるというのは非常に難しく、もはや奇跡と言ってもいいと思います。
オーダージュエリーであれば自分の希望イメージに限りなく近いものを作ることが出来るんですね。
①自分のイメージを形にしてもらえる
②自分が使いやすいようにカスタマイズ出来る
③自分しか持っていないという特別感が得られる
使いやすさ、特別感が満たされ、ジュエリーの満足度が上がる
もちろん素材代や工賃などもありますし、希望の価格なども考慮すると全てが希望通りというのは難しいかもしれません。
デザインによっては立体的なジュエリーにするとバランスが悪くなってしまうなど、職人さんに見てもらって判明する場合もあります。
そういった場合は、職人さんとすり合わせしながら美しく使いやすいデザインを作っていきます。
100%の理想に近付けていく作業が楽しいんですよね。
【オーダーの流れ】Ptネックレス→K18ブレスレット
工房での打ち合わせの様子です。
リフォームしたのはこのシンプルな3連のネックレス。
ダイヤモンドのサイズを測り、イメージを描いてもらいます。
打ち合わせメモはこんな感じです。
通常は時間を掛けてちゃんとしたデザイン画を上げてもらうのですが、今回は個人用なのでラフですね。
今回のテーマは「ずっと着けていられる、隠しメッセージ入りのブレスレット」
ダイヤモンド3石をプレートに埋め込み、その裏にメッセージを刻印してもらいました。
ダイヤモンドは完全に埋め込んでしまうと、キューレット(ダイヤモンドの先端)がプレートの裏側から突き出してしまうので、爪留めでお願いしました。
プレートは可愛らしさが欲しかったので長方形ではなく角を落としてもらい丸みのあるフォルムに。
ダイヤモンドの大きさとバランスを考えて、楕円に近い形にしてもらいました。
チェーンは太めが好きですが、腕につけるため華奢感も出せるよう太めの小豆チェーンにすることに。
チェーンはカタログで選び、腕の太さに合わせてカットしてもらいます。
日常使い用なのでアジャスター部分は短く2cmに、エンドパーツは無くしてもらいました。
エンドパーツはあった方が可愛らしいのですが、アジャスターを出来るだけ短くしたかったのであえて取りました。
出来上がるとこんな風に!
素晴らしいですね。
アジャスターを短くしたおかげで引っ掛かる心配がなくなりました。
裏はこんな感じ。刻印を入れてもらうために鏡面仕上げに(※身につけて何日も経ってしまっていて小傷が入っています、ごめんなさい😞)
モザイク部分は刻印が入っています。内容はヒミツです笑
自己満足の部分ですが、自分だけのジュエリーって感じがして嬉しいですね♩
愛着が湧く、いつまでも使っていたいオーダージュエリー
今回はオーダージュエリーの醍醐味について、自分のブレスレットを例に書かせていただきました。
オーダージュエリーは出来上がるまでのストーリーがあり、それがさらに愛着を湧かせます。
皆さんもオリジナルジュエリーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
職人菊谷さん、素敵なブレスレットをありがとうございました!
今回オーダージュエリーを作ってくださった大阪のオーダージュエリー専門店「優美工房」さんは大阪南堀江にお店があります。
リフォームやオーダー希望のある方はぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
一級貴金属装身具製作技能士
菊谷 義人さん