私は師匠から「プロであるならば道具もこだわるべき」と教えられてきました。
ですので、ピンセットにはそこそこにこだわりがあります。
今日は私が使っている道具についてお話ししたいと思います!
カラーストーンを扱うなら溝があるピンセットがオススメ!

このピンセットはギザギザが入っているだけでなく縦に溝が彫られています。
これはカラーストーン用のピンセットで、ルース(裸石)のガードル(縁の部分)が溝に治るようになっているのです。
そのため石を落としてしまったり弾き飛ばしてしまう心配が少なくなります。

溝にピッタリハマるので安心です。
ちなみにこれは小さい宝石用のピンセットで、それ以外にも同じ仕様の大きい宝石用ピンセットも使っています。
他にもダイヤモンド用や竹で出来たピンセットも持っていて、使い分けるようにしていますよ。
どんなピンセットを使っているか、そして使い方を見ただけで素人か玄人かは結構わかっちゃうんですよね。
プロが道具にこだわる理由

専門学校では最初にピンセットワークから学びましたが、これがまともに出来ていないと海外では相手にしてもらえないと教わりました。
実際に現地での仕入れは、売り手にジャッジされながら交渉を行っていきます。
自分がまともなバイヤーかどうか、試されるんですね。
ピンセットワークもまともに出来ない人間はきっと相手にしてもらえなかったり、低品質なものや偽物を売りつけられそうになるだろうな、と感じました。
宝石のプロがこだわった道具を使うのは、良い仕事をおこなうだけでなく自分を守るためでもあります。
プロになるなら良い道具から探してみてはいかがでしょうか。
2023/08/16追記・・・
「どのピンセット使ってるの?」と問い合わせいただいたいたので、私の持っているものと近いものをご紹介します🎵
↓↓こちらはストッパーがついているタイプ。同じ宝石を長く眺める方にはこちらがおすすめです↓↓